ドラム缶事業DRUM BUSINESS
ドラム缶は世界で流通する
輸送容器&リサイクルの優等生。
ドラム缶は、耐久性・耐火性に優れた容器として安全確実な輸送手段であるだけでなく、
「リユース」と「リサイクル」が確立されていることがドラム缶の優れている点です。
当社は環境にも配慮しながら、高品質のドラム缶を作り続けています。
ドラム缶製造工程紹介動画
ドラム缶の役割・特徴
Roles and features of drums
200L鋼製ドラム缶(以下、『ドラム缶』)は、世界標準である「国連勧告(略称:UN)」に基づいた容器として、世界中で流通し、産業用容器の代表格といえます。ドラム缶の中には主に化学品や燃料油、潤滑油、塗料、農薬等が充填され、運搬、貯蔵などの手段に利用されています。ドラム缶の特長としては、高い「利便性」と「有用性」が挙げられます。
ドラム缶はその形状から特別の機械や道具を使用せずに転がしたり、方向転換が容易にできる最大の容器といわれております。
また、ドラム缶は世界中ほぼ同じ形状や大きさであることから、国内外への輸送や貯蔵などの作業の標準化が可能で利便性が高く、性能的にも耐久性・耐火性に優れた容器として認知されており、安全確実な輸送手段として広く利用されています。
ドラム缶と社会貢献
Drums cans and social contribution
災害発生時には、ドラム缶の特長である「利便性」「有用性」が強みを発揮します。2016年に発生した熊本地震の際には、停電が長い間発生しましたが、自家発電や非常用電源の燃料の運搬のために当社からドラム缶を提供し、被災地のライフラインの維持に貢献することができました。また、重油流出事故が発生した場合には、流出した重油の回収容器としてオープンヘッドドラム缶が使用されています。緊急時には、汎用性が高く、運びやすいというドラム缶の特長が評価されております。
リサイクルの流れ
Recycling flow
地球環境の保全と資源の有効活用が求められている中で、『鋼製ドラム缶』は「リユース」と「リサイクル」が確立されています。日本国内で流通する『鋼製ドラム缶』の約2/3のドラム缶は、更生缶メーカーに回収され、内部洗浄や整形・再塗装を経て『更生缶』として再度流通します。再生不可能な残りの約1/3はスクラップ業者に回収・加工されて『製鋼原料』として鉄鋼メーカーに運ばれ、鉄の原料として使用されます。『鋼製ドラム缶』は、リユース・リサイクルの仕組みが確立しており、資源としてのリサイクル率は環境保全用を除くと実質100%でリサイクルの優等生といわれております。
ドラム缶のリサイクル フロー図